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    乳酪館の歴史
    東藻琴チーズの歩んできた道
    東藻琴のチーズ造りは昭和54年、余剰牛乳の有効利用を図るためにプロジェクトチームによるチーズの研究を東藻琴高校の食品実習室で開始したのが始まりです。

    翌55年に村営住宅の空家を改造して中古機械を譲り受け乳製品製造業の許可をもらい、6月から本格的な研究を進め、試行錯誤の末12月に試作第1号が完成。製品名を「ナチュラルチーズひがしもことホワイト」と命名しました。

    昭和56年4月からテスト販売を行うとともに、北海道知事が推進する経済振興対策事業(どさんこ事業)の指定を受け、東藻琴の風土にあったチーズ造りの研究を重ねました。

    昭和57年11月「東藻琴乳製品加工研究所」を建設し、村の特産品としてナチュラルチーズを生産し、酪農振興と併せて地場産業の育成を図ることになりました。

    昭和58年から「ひがしもことカマンベールチーズ」と名前を変え、さらに昭和61年からは新製品「ひがしもことビレッジメイト・ゴーダチーズ」を販売、平成2年からは、東藻琴高等学校と共同開発をしていた「ひがしもことスモークチーズ」の販売を開始。

    原料乳の地元生産もチーズの販売量の増加と共に大幅に増え、酪農振興にとって大きな力となっています。
    さらなる発展のために生産能力の向上や新製品の開発・研究をめざして、新しい活性化施設の建設に着手し、平成8年10月に開館。「ひがしもこと乳酪館」と命名され、乳製品製造設備のほかに見学設備と体験交流室を設けるとともに、村の特産品の販売も行う施設として東藻琴の新しい顔となりました。